中絶手術の同意書はなぜ必要?困った時の対処法

Abortion Agreement

中絶手術の同意書はなぜ必要?困った時の対処法

中絶手術を受けるには、母体保護法により本人と配偶者の同意書が必要です。

しかし、「相手と連絡が取れない」「同意してくれない」といった事情を抱える方も少なくありません。

ここでは、同意書のルールと、署名が得られない場合の対処法を分かりやすくまとめました。

 目次

    中絶手術に「同意書」が必要な理由

    中絶手術における同意書の提出は法律で義務付けられています

    中絶手術を検討される際、多くの方が悩む手続きの1つが「同意書」の用意です。これには法的・医学的な2つの大きな目的があります。

    • 1. 日本の法律(母体保護法)による規定
    • 2. インフォームド・コンセント(説明と同意)

    まず、日本の法律である「母体保護法第14条」により、指定医が手術を行う際は原則として本人と配偶者の同意を得ることが義務付けられています。

    これは、医療機関の独断による処置を防ぎ、適切な手続きを経て女性の心身の安全を法的に守るための重要なルールです。

    また、医療における「インフォームド・コンセント(説明と同意)」という側面でも大きな意味を持ちます。医師から手術の内容やリスクについて十分な説明を受け、患者様ご自身が納得した上で決断したことを証明する大切なステップとなります。

    これらを「書面」として残すことで、患者様の権利を適切に守り、将来にわたる安心を担保する役割を果たしています。

    参考:母体保護法(◇昭和23年07月13日法律第156号)|厚生労働省

    参考:インフォームド・コンセント|厚生労働省

    同意書は誰の署名が必要?既婚・未婚・未成年の場合

    婚姻状態や年齢によって同意書に関する規則が異なります

    中絶手術の同意書に誰の署名が必要かは、現在の婚姻状況や年齢によって異なります。ご自身の状況に合わせて、以下の内容をご確認ください。

    既婚者(法律婚)の場合

    法律上の婚姻関係にある方は、原則として「ご本人」と「配偶者(夫)」双方の署名と捺印が必要です。

    不倫や別居中など、複雑な事情があるケースでも、日本の現行法(母体保護法)においては「法律上の配偶者(夫)」の同意が求められます。

    「夫には知られたくない」という不安を抱える方もいらっしゃいますが、まずは独断で判断せず、椿レディースクリニック梅田駅前の医師へありのままの状況をご相談ください。

    未婚・独身の場合

    結婚されていない独身の方の場合、原則として「ご本人」の署名で手術を実施できるケースがあります。

    ただし、以下の点にご留意ください。

    • 事実婚・内縁関係の方:届出を出していなくても、実質的に夫婦と同様の生活を送っている場合は、パートナーの署名が必要です。
    • パートナーの同意:法的には不要な場合もありますが、将来的なトラブル(費用の分担や責任の所在など)を避けるためにも、お相手と十分に話し合い、同意を得ておくことを推奨しています。

    未成年(18歳以下)の場合

    18歳以下の方が手術を受けられる際は、ご本人の署名に加えて、「親権者(保護者)」の同意と署名・捺印が必須です。

    なお、椿レディースクリニック梅田駅前では18歳以上であっても、高校に在学中の方については、保護者の方の同意をお願いしております。

    相手方からの同意書がもらえない・書けない時は?

    相手の同意が得られない場合の対処法

    配偶者やパートナーの同意が得られない場合でも、医師が「やむを得ない事情がある」と判断すれば、ご本人の同意のみで中絶手術を受けられる可能性があります。

    「相手がサインしてくれない」「夫には絶対に言えない」と一人で絶望に近い不安を抱えていらっしゃる方も少なくありませんが、日本の法律や最新の運用指針では、例外規定が認められています。決して一人で抱え込まず、まずは以下のケースに当てはまるかどうか、医師へありのままをご相談ください。

    相手がわからない場合

    相手が誰か特定できない、あるいは物理的に連絡が取れない状況であれば、ご本人の署名のみで手術を検討することが可能です。

    姦淫したお相手が誰であるか不明な場合や、すでに行方がわからず同意を得ることが不可能なケースがこれに該当します。具体的には以下の状況などが挙げられます。

    • ・相手が不明(誰かわからない)
    • ・相手が行方不明、あるいは音信不通で所在が確認できない
    • ・相手が死亡している、または重い病気などで意思表示ができない

    このようなケースでは、母体保護法の例外規定に基づき、適切な手続きを経て手術を進めることができます。

    性被害を受けている場合

    強姦などの性被害(性的暴力)によって妊娠した場合は、加害者からの同意を得る必要は一切ありません。

    こうした辛い経験をされた方にとって、中絶手術は心身の回復に向けた大切な一歩となります。当院ではプライバシーを最大限に尊重し、あなたの心に寄り添った対応を徹底しておりますので、どうぞ安心してお話しください。

    パートナーが書いてくれない場合(DV被害など)

    配偶者やパートナーからのDV被害がある、あるいは強制的に中絶を拒否されている場合も、ご本人の同意のみで手術が可能となるケースがあります。

    近年、厚生労働省からも「DV被害などで配偶者の同意を得ることが困難な場合は、本人の同意のみで手術が可能」とする通知が出されており、女性の安全を最優先する運用が進んでいます。

    相手に知られるのが怖い、強引に反対されているといった深刻な事情も、私たちは真剣に向き合います。

    参考:DV・性暴力被害による妊娠(母体保護法第14条第1項第2号)の場合の配偶者同意について|公益社団法人 日本産婦人科学会

    同意書のテンプレートや書き方の注意点は?

    一般的に同意書には、ご本人とお相手の基本情報、手術への同意内容、そして自筆の署名欄が含まれています。以下は、当院の同意書の記入例です。

    中絶同意書の記入例(既婚の方用)
    中絶同意書の記入例(未婚・未成年の方用)
    中絶同意書の記入例(既婚の方用)
    中絶同意書の記入例(未婚・未成年の方用)

    同意書は公的な書類としての性質を持つため、いくつか守っていただきたい注意点があります。不備があると、当日お手続きが滞ってしまう可能性があるため、以下の点をご確認ください。

    筆記用具 必ず「黒のボールペン」を使用してください。鉛筆や、消すと色が消えるタイプのボールペン(フリクション等)は、公的書類には使用できませんのでご注意ください。
    修正方法 もし書き間違えてしまった場合、修正テープや修正液は使用しないでください。間違えた箇所に「二重線」を引き、その上から「訂正印」を押して、余白に正しい内容を記入してください。

    中絶手術の同意書は、多くのクリニックで受診時にお受け取りいただけるほか、公式サイトから事前にダウンロードすることも可能です。書式は医療機関ごとに異なりますので、受診を予定されているクリニックのものをご用意ください。

    当院では、患者様の事前準備が少しでも軽減されるよう、専用のテンプレートをご用意しております。

    同意書は、当院のホームページからいつでもダウンロードが可能です。ご自宅のプリンターなどで印刷し、事前にご記入・ご捺印の上でお持ちいただくと、当日の手続きが非常にスムーズになります。

    ※こちらのページ下部より、最新の同意書テンプレート(PDF)をダウンロードいただけます。

    参考:中絶手術78,000円〜|椿レディースクリニック梅田駅前【大阪】|妊婦支援給付制度に対応

    中絶同意書の代筆はバレる?

    「相手が書いてくれない」「内緒にしたい」という焦りから代筆を考えてしまうかもしれませんが、同意書の偽造は絶対に行わないでください。たとえその場でバレなくても、将来的に重大なトラブルに発展するリスクがあります。

    他人の名前を代筆に書く行為は「有印私文書偽造罪」にあたる刑事罰の対象です。また、後日パートナーから「同意していない」と訴えられた際、偽造の事実はあなたにとって決定的に不利な証拠となり、高額な慰謝料請求を招く恐れもあります。

    「バレるかも」という不安で心を縛らす必要はありません。リスクを冒す前に、まずはありのままの事情を当院の医師へお話しください。

    同意書作成のサポートにも対応の椿レディースクリニック梅田駅前

    同意書の問題で悩んでいる間に、手術可能な時期を逃してしまうのが一番のリスクです。椿レディースクリニック梅田駅前では、患者様が前を向けるよう全力でサポートいたします。

    当院では「夫に言えない」「連絡が取れない」といった複雑な事情も決して否定しません。医師とスタッフが親身に向き合い、法的な例外規定に該当するかを含め解決策を提示します。徹底した守秘義務によりプライバシーも厳守いたしますのでご安心ください。

    また、身体への負担が少ない妊娠初期(12週未満)であれば日帰り手術が可能で、状況により即日手術にも対応しております。術後の体調管理や将来の避妊相談までアフターケアも万全です。梅田駅すぐの好立地のため、周囲の目を気にせず通院いただけます。

    同意書が用意できないからと一人で諦める必要はありません。まずは一度、あなたの現状を詳しくお聞かせください。

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    10:00~19:00 (最終窓口受付 初診18:00|再診18:10)

    よくある質問(FAQ)

    相手に内緒で中絶できますか?
    A. 原則、配偶者やパートナーの同意書が必要です。ただし、相手からのDVや性被害、生死不明などの特別な事情がある場合に限り、本人の同意のみで可能なケースがあります。まずは一人で悩まず医師へご相談ください。
    相手が誰かわからない場合、どう書けばいいですか?
    A. 相手が特定できない、あるいは連絡先が全く不明な場合は、母体保護法の例外規定に基づき本人の同意のみで手術が受けられることがあります。状況を医師に正しく伝えることが大切ですので、まずは診察時にご相談ください。
    夫に内緒で中絶したいのですが、署名を回避できますか?
    A. 法律婚をしている場合、原則として夫の署名が必須です。不倫や別居中であっても、基本的には配偶者の同意が求められます。ただし、DVや脅迫等の深刻な事情がある場合は例外となる可能性があるため、医師にご相談ください。
    パートナーが外国にいるので郵便が間に合いません。
    A. 郵便が間に合わない場合でも、PDFで送った同意書に現地で署名・捺印してもらい、そのデータを印刷して提出する等の対応が可能な場合があります。まずは当院へお電話いただき、現在の週数と合わせて状況をお伝えください。

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    • 2025/11/6

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