「中絶手術は痛い?」痛みを感じる理由と対策

Painless

「中絶手術は痛かった」その理由と対策・無痛のための工夫

中絶手術を検討しているけれども、ネット上には「痛かった」「麻酔が効かずこわかった」などの感想が見られ、手術に対して不安や恐怖を感じている方も少なくないのではないでしょうか。

梅田駅前婦人科クリニックでは、中絶手術で感じる痛みへの不安を解消するために、徹底した痛み対策を行っています。当クリニックの無痛中絶手術のための具体的な取り組みについてご説明します。

無痛中絶のための3つの取り組み

  • 1.施術方法が「ソウハ法」「吸引法」から選べる
  • 2.無痛手術を可能にする「静脈麻酔」
  • 3.麻酔注射の痛みも「麻酔テープ」で緩和

梅田駅前婦人科クリニックでは、患者様の心身の負担を最小限に抑えるために、3つの取り組みを中心に無痛中絶を実施しています。

初期中絶手術を受ける女性

施術方法が「ソウハ法」と「吸引法」から選べる

初期中絶手術には「ソウハ法(掻爬法)」と「吸引法(EVA・MVA)」の2種類の方法があります。

ソウハ法は、スプーン状の器具を使って子宮内容物を掻き出す従来の方法です。多くの医療機関では、手術前日から子宮口を広げる術前処置が必要となりますが、この術前処置に強い痛みを感じる方が多くいらっしゃいます。

一方、吸引法は細い管を子宮に挿入し、子宮内容物を吸引する方法です。吸引法には機械で吸引する「EVA(電動吸引法)」と手動で吸引する「MVA(手動吸引法)」の2種類があります。前日からの術前処置が不要なため、ソウハ法に比べて痛みが少ないとされています。日本では従来ソウハ法が一般的でしたが、WHO(世界保健機関)は安全性の観点から吸引法、特にMVAを推奨しています。

当クリニックでは、患者様のご希望に応じてソウハ法と吸引法のどちらも選択可能です。どちらの方法でも、前日からの術前処置は行わず、子宮口を広げる処置が必要な場合も静脈麻酔(眠る麻酔)をかけてから行っています。

無痛手術を可能にする「静脈麻酔」を受けている女性

無痛手術を可能にする「静脈麻酔」

当クリニックで使用する麻酔は、静脈麻酔です。静脈内に麻酔薬を注入し、患者様を眠らせた状態で手術を行います。同時に鎮痛薬(痛み止め)も使用するため、手術中の痛みを大幅に軽減できます。大きな切開を伴う手術の際に使う全身麻酔と勘違いされる方もいらっしゃいますが、静脈麻酔は人工呼吸が必要な全身麻酔と異なり自発呼吸が可能で、手術時間が短い中絶手術に最適な麻酔方法です。

痛みに対する不安をお持ちの患者様も、眠っている間に無痛で手術を受けることができますので、ご安心ください。

麻酔注射の痛みも「麻酔テープ」で緩和

中絶手術前は、点滴でゆっくりと麻酔薬を注入します。麻酔薬を注入するための注射時にチクッとした痛みを感じる場合があります。当クリニックでは、この注射時の痛みを軽減するために麻酔テープ(別途費用)の使用も可能です。

当クリニックでは、手術に伴うあらゆる痛みや不安を取り除くことを大切にしています。痛みに敏感な方や注射に不安をお持ちの方は、遠慮なくスタッフにお申し出ください。

診察のご予約はこちら

診療時間
10:00~19:00 (最終窓口受付 初診18:00|再診18:10)

初期中絶手術の痛みについてよくあるご質問

中絶手術中は痛いのでしょうか?
A.当クリニックでは、多くの医療機関で行っている前日の術前処置を行わず、手術中も静脈麻酔を使用するため、痛みはほとんどありません。痛みに対する不安をお持ちの患者様も、安心して手術をお受けいただけます。
中絶手術を受けた人が「痛かった」と言うのはなぜですか?
A.中絶手術は麻酔が効いていることを確認した後に始めるため、痛みを感じることはほとんどありません。しかし、手術前日に子宮口を広げる術前処置を行う必要があり、その際に痛みを感じることが多いです。この術前処置では、スポンジのような素材の細い棒(ラミナリア・ダイラパンなど)を、子宮頸管に挿入し、子宮の入り口を広げます。これらの細い棒は、水分を吸収して子宮口をゆっくり広げるのですが、その際は痛みを感じやすいです。当クリニックでは、ソウハ法、吸引法どちらの場合でも、このような前日からの術前処置は行っておりませんので、安心してご相談ください。
中絶後も痛みが続きますか?
A.中絶手術後は、月経痛(生理痛)に似た下腹部痛や腰痛、軽い出血を伴う場合があります。これらの症状は手術後の一時的なものであり、術後の経過とともに徐々に軽減していきます。必要に応じて痛み止めもご用意しておりますので、ご安心ください。
静脈麻酔にリスクや副作用はありますか?
A.静脈麻酔の影響で、一部の患者様には手術後に頭痛や吐き気などの一時的な不調が生じる場合があります。当クリニックではこうした症状に対応するため、手術後にリカバリールームでお休みいただく時間を取っているほか、鎮痛剤や吐き気止めもご用意しています。不快感を感じられた場合はすぐに対応いたしますので、お気軽にお申し付けください。
中絶後の将来的な影響は心配ありませんか?
A.適切な医療環境で行われた中絶手術であれば、長期的な影響や後遺症が残ることはほとんどありません。不妊になったり、妊娠しにくくなったりする可能性も極めて低いと言えます。ただし、個人差や稀に起こりうる合併症の可能性もゼロではありません。当クリニックでは、患者様一人ひとりのご不安や疑問に真摯に向き合い、安心して手術をお受けいただける医療環境を提供しています。どのようなご質問でも、遠慮なくご相談ください。

News

お知らせ

  • 2025/09/26

    2025年10月3日より中絶手術の術前検査のご予約を開始いたします。 実際の手術は10月10日以降にご対応可能となります。